オトギバナナ

ヒックとドラゴン 聖地への冒険のオトギバナナのレビュー・感想・評価

4.5
これ以上のドラゴン映画は2度と現れないであろう傑作、見事な三部作だった。優しさとロマンが溢れている。

やっと、やっと観れたという感動と、劇場で観れるという悦び。1を彷彿とさせるオープニングから胸がゾクゾクして、すばらしい音楽に震える。表情豊かなドラゴン、叙情的な飛行シーン、手持ちカメラ風のフレームがまた良い。

前作までのおさらいも嬉しいけど、いっそぶっとおして6時間上映してほしかったよ。もう終わりだと思うと寂しい。すばらしい物語、アニメーションだった。


【以下ネタバレ】






途中から予感させていたものの、ドラゴンたちとの別れはやっぱ寂しい。これでこそ対等とは思うけど、友との別れは寂しい。

無理のないアスティの寄り添い方が素敵、ママの立ち位置も絶妙、パパの回想では泣きそうになる。海からの滝、ドラゴンの楽園のシーンは圧巻。

グリメルも良かったが、戦闘シーンは1、2のほうが良かったかな。でもドラゴンに頼らずに挑むシーンはグッときた。ライトフューリーが助けての見つめ合い、子どもとの鼻タッチも最高!改めて拍手!