あこねこ

未来を花束にしてのあこねこのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
3.8
原題suffragetteにしてこの邦題はないだろうと言われてるみたいだけど私は好きだな。未来の女性達に向けての贈り物のような作品だと思ったし。


・現状がこんなものだと思って諦めて生きてた女性が、自分が動けば何が変わるかもって思って、辛いこともたくさん起きたけど、どんどん強くなっていくのが良かった。
・彼女を活動に引っ張った女性達もなんとなく離れていって1人になるかもと思う所とかしんどかった。
・エミリーをもっと最初から主人公と関わらせて存在感出してくれんと、あの衝撃が薄くなってしまった感じ。
・名を残さなかったこんな活動家はたくさんいたんだろうという感じで埋もれた感がありエンターテインメントとしてはスッキリしない感じだけど、作品の目的として、こういう人達がいたという事実を伝えることには成功してる気がする。実際、色々調べちゃったし。

邦画の過激派映画好きでよく見るけど、支持してるわけじゃなくて過激行動の意味を知りたくて。この映画の方がなんとなく伝わったなー。言うだけなら記録にも残らず存在も黙殺される可能性があるから。現状にぬくぬく満足してる人には思いもつかないよなー。
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