未来を花束にしての作品情報・感想・評価・動画配信

「未来を花束にして」に投稿された感想・評価

ギルヲ

ギルヲの感想・評価

3.5
女性には親権も無かった時代に婦人参政権を求めて戦った女性たちの物語。洗濯女の命は短いとか、女の子が生まれたらおまえと同じ人生だとか、そりゃあ絶望するか戦うかの二択にもなる。ただ、方法が過激で、テロじゃねーかと思ってしまうのだけれど、そんな戸惑いを警部役のブレンダン・グリーソンがとても上手く代弁していたと思う。彼は無思索な男権主義社会に生きているけれども、きっと最後は法律が変わるのを待っていただろうと思わせてくれました。
多くを失っても戦った人たちがいたから今があるということを忘れないために一度は観るべき映画かと。
靴

靴の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エノーラホームズ見てどうしても頭に浮かんだので見てみた。

何度も何度も諦めよう元のように大人しくしようと心が揺れてもそれ以上に現実がそれではだめだとぶん殴ってくるのがリアルだしリアルなのかよと辛くなる。男の言っている恥とかいう形のないものより現実に虐げられている女性や過去の方が本当だもん絶対に。

"数十年の間女性は男女平等と参政権を平和的に要求してきたが無視され続けた。"

これが全てで、現代もまだ解決した問題ではないのがしんどいが、私ももう大人ならば行動を示すべきなのだ…。
多くの女性たちの犠牲と信念があって、今の私たちの生活がある。
当たり前に女性も働いて、親権もとれて、政治でも活躍して。
子どもと離れることなんて、自分にはできない。

人の命をかけないと、気にもとめないし、動いてくれないんだと、虚しく悲しく悔しくなる。だからこそ無駄にしてはいけないんだけど、自分にはできない。先頭に立って戦い続けた彼女たちに感謝しかない。

モードは、いつか子どもに会えたかな?
しゅ

しゅの感想・評価

3.7
当たり前の平等を得るためにエグい量の犠牲を払わないと耳も傾けてもらえんのキッツと思って見てたけど、今の日本強ち遠くないとこにおるな〜〜て気づいてしまって無。他者(女性)が自分(男性)と同じものを手に入れようとするのを「恥を知れ」とか言うて罵倒するのそっくりそんままお見舞いしたるわ以外の感想がない。みんな他人に厳しくない???

勝手に降りてくる権利なんてないから「邦題が最悪な映画ランキング」にインです。な〜〜にが花束やねん!ポスターも淡い紫にされててサフラジェットの色ガン無視やん!

ウィショピの亭主関白レア過ぎて泣いたし、イギリス英語マジで可愛い。
キャリーマリガンいつ見ても可愛い〜!
minohachi

minohachiの感想・評価

4.0
原題「Suffragette(サフラジェット)」
1910年代イギリスで女性参政権を求めて闘った女性たちを描く。

ダウントンアビーで描かれた貴族たちが家存続のために右往左往していたのと同じ1912年、底辺にある庶民の生活は女性の人権はどうだったのかを考えさせられる。
主役モードの現状の生活の延長線上にある未来への絶望、参政権をもち自分たちの自由を掴みとりたいという希望「もしかしたら、他の生き方があるのでは」という言葉によく表されている。

サフラジェットの手段は過激だが、そうやって彼女たちが手に入れてくれた権利を後世の私たちはもっと大切に行使していかなくてはいけないと感じた。

イギリスの女性参政権は1918年(30歳以上の女性に制限選挙権)
1928年には男女平等による普通選挙が実現
日本は第二次大戦の終戦後、1945年の日本国憲法により保障された

日本の人権問題が20年近く立ち遅れていることに驚いた。
通っている美容室の担当の方に、「今度この映画(の年代)を基にした作品を作ってYouTube撮るから見てね」と言われて本作を見始めました。
そんなお洒落なことあります?
本作通り、意志のあるところに道はひらけると言ったところでしょうか。素敵な作品と映像が出来上がっていました。

内容も大事なんですけど、その成り行きの方が印象に残ってしまったので、あえて書きました。

53/100-2020
chikuwa66

chikuwa66の感想・評価

3.5
変わらない日々から勇気をもって脱却し、自らの人生をなげうって闘った人々。そこには未来への希望や夢があったということ。その願いを受けて私達は生きているということ。
ame

ameの感想・評価

-
今当たり前に持てている権利は、命がけで戦った人たちの上に成り立っているということ。それにただ感謝するんじゃなくて、だから私たちも当たり前であるべきことが当たり前になる日まで戦いつづける。人種や性別やSOGIEで判断され権利を奪われることがなくなる日まで。
Hiroka

Hirokaの感想・評価

4.0
信念を持って生きる女性はカッコいい。
キャリー・マリガンはもちろん、息子役の子も良かった。養子に出されるシーンが泣けた。
1910年代のイギリス。
政治に参加する権利や職業選択の自由など、男性だけが自由と権利を持っていた時代に、女性の選挙権を要求する運動が活発になり、その活動に参加していく普通の女性を主人公にした、実話を基にしたお話。

昔、歴史の授業の中で女性の参政権が認めれるまでのことを学んだ記憶があるけど、よりリアルに観れた気がした。

出演者であるメリル・ストリープの言葉
「すべての娘たちはこの歴史を知るべきであり、すべての息子たちはこの歴史を心に刻むべきである」
…これが、ほんまそれ!てなる。

現在では当たり前になってること、例えば、学校で勉強出来ることや男女が同じ条件で職業に就けること、選挙の際に一票を投じることなどは、過去には当たり前ではなかった。
この状態を脱し、未来の私たちのために闘った人たちのことを忘れてはならないなと思った。

今ある権利を、当たり前と無駄にするべきではなく、しっかりと受け継いでいかなければならないなという気持ちを改めて思い出した。

うーむ。
過激な行動はどうなんかなって思うけど、そうでもしないと何も動かなかったということ。
権利のある方からしたら、征服したいし押さえつけたいから、なかなか認めないよね〜。
何事も、犠牲が出ないと始まらないのかな…。。。

女優陣のたくましい演技、よかったな。
キャリー・マリガン演じる主人公モードはもちろん、イーディスを演じるヘレナ・ボナム・カーターもすごくよかった。
強い信念と熱いパワーと、賢さ。

彼女を支える夫がまた良かった。

そう、この作品、女性ばかりでなく、男性の方の葛藤も描かれてて良かったな。

イーディスの夫は、妻の主張と活動を理解し、支える。ナイスな支えだけど、きっとめちゃくちゃ大変やっだと思う。最後、彼女の命を思ってした行動にグッときてしまった。。。

また、ベン・ウィショーが演じた主人公モードの夫。
彼は彼女の活動を受け入れず、追い出す。
でも、彼は彼なりに物凄く葛藤して悩んでいた。
世間からのキツイあたり、仕事のこと、離れていく妻、子どもへの愛はあるが一人では抱えきれない不甲斐なさ、、、、。
その葛藤を繊細に表現していたベン・ウィショー。さすがだと思った。。。
普通なら、「主人公に辛く当たって、子供まで取り上げて、なんて酷い!」てなるようなところ、この人もこの人なりに苦しんでたんだな…かわいそう…と思わせる演技。。。
勿論、彼のとった対応や態度が正しいとは思わないけれど。
その最たるシーンは、子供を養子に出すシーン。主人公から子どもを取り上げ、振り返るときに凄く辛く悲しい表情をしていて。。。そのあと、主人公が酷い!とポカポカ叩いてきてもギュッと目をつむってそれを受け続け、彼女が去ってからも辛く悲しく涙を流すような姿。。。
女性ばかりが犠牲になったわけではなく、男性にも辛いことがあったんだなぁと。
…まあ、でも、彼が求める妻が、本当の幸せな姿なのかはわからないけれど。 

搾取され消耗されていた女性を「人」にするには、本当に大変なことだったんだと思う。だって、それを認める側が男性ばかりやったんやし。

で、女性でこれだから、有色人種への差別とか、なんか色々な差別を乗り越えることって、大変なことだなと思った。
みんな同じ人間なのにね。
差別して自分を優位にしたがるのが人間なのかな。。。

…と同時に、未来の子どもたちのために闘うというのは、人間のすごいところなのでは、とも思った。
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