未来を花束にしての作品情報・感想・評価・動画配信

「未来を花束にして」に投稿された感想・評価

いー

いーの感想・評価

5.0
彼女たちの活躍があったからこそ今があるし自分が同じ立場だったらあんな風にできない気がする。勇気ある行動に胸を打たれる作品。
こうして闘った人たちがいるから今のわたしたちがある。たった100年前のこと…!
最近も「怒りすぎ」みたいなこと言う人たちがいる。でも、大声でブチギレる人がいなかったら議題にすら上がらないし、誰も聞いてくれないんよね。

血と泥にまみれた闘いの話なのに、キラキラしたポスターデザインになってしまっているのがまた…。
ここ

ここの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

今の私たちがある理由のお話

過激な行動じゃなくて言葉で論理で主張しようぜって言われても論理も言葉もそもそもが相手サイドの専売特権だったらどうすればいいんだろって思った
tarupon

taruponの感想・評価

4.2
以前から見たいと思っていた作品。
最初に興味を持ったきっかけは、ベン・ウィショーだが、その後サフラジェットとのことを史実として知る機会があり、それをテーマにしているということでも見たいと思っていた。

20世紀初頭のイギリス、女性の参政権を求める運動を起こす女性達の話。
主人公のモードは、劣悪な洗濯工場の労働者。母も洗濯工場に勤め、自分自身も10代以前から見習いとして働き、そこで働く夫と結婚し1人息子がいる。
はじめは女性の参政権に関して特に意見があったわけではないが、その活動を行っている同僚をきっかけにちょっとした興味から話を聞く機会を持ち、自分達の現状を証言する機会を得て、そして活動をよく思わない夫から小さい息子と引き離されたり、逮捕されたりする中で、男性が男性論理の中で決めている法に裁かれ、自分が自分の望む人生を生きられない現状に疑問を持ちサフラジェットの活動にのめり込んでいく。

モードが最初は距離を置く感じなのに、いろいろなものを奪われることにより、自分自身の考えを深めていく様子が、すごく納得がいく流れでよかった。

サフラジェットは、問題を提起するための手法として、放火や投石を行ったりと犯罪も行うなど、今の倫理観に照らすとどうなの?と思う部分もあるし、自分達の主張のためにハンガーストライキを行ったりということもある。

本当に、今の倫理観からすると、どうなの??と思い共感とは言いにくい部分も多々あるけれど、それでも1つ言えるのは、自分自身が自分自身としてよりよく生きるために必死で戦ってきた人達がいるから、現在の私達の生活があるということ。日本の投票率は低いというけれど、自分達の主張を訴えるための手段として参政権を得るための努力の歴史や価値について私達自身が実感を伴っていないのだなと改めて感じる。

最後に各国の女性参政権の認められた年が流れるが、一番早いのはニュージーランドで1893年。イギリスは1918年に30歳以上の制限付き、完全に男女平等は1928年、ちなみに日本は1945年終戦がきっかけ。
よし

よしの感想・評価

3.8
女性参政権獲得のために立ち上がった女性活動家たちのお話し。女性に、参政権も親権も無かった時代の話で、今の時代と比べると信じられないほどの差がありますね。想像してたより過激な活動でした。投石も酷いけど最後は別荘を爆破するなんて流石にやり過ぎだと思いました。エスカレートしていかないと取り上げてもらえない世の中だったのかな。この手の話には賛否両論あるかと思うが、養子に出されたあの子はどう思っていたのか気になった。母親の行動を理解できているのか。素直な子に育ってくれるといいけれど。楽しいお話では無かったけど、考えさせられる映画でしたね。
ななみ

ななみの感想・評価

4.5
言葉を尽くしても聴く耳を持たれなくて、言葉を強くしたり行動するしかないところ、本当にそう。全く変わらない。
日本だと政治自体現代だってそう変わってないことが悔しい。参政権はあっても女性の候補者は少ない。いても名誉男性ばかり。
政治って誰のもの???
eri

eriの感想・評価

3.7
 いつだったか忘れたけど、見終わった後あまりの重さでレビューが書けなかった。重い話は慣れているはずだったが、イギリスの女性たちの参政権取得までの闘いは、本当に過酷だった。
 最近撮り溜めてあった、『映像の世紀 バタフライエフェクト RBG最強の女性判事 女性たち百年のリレー』を観て、この映画を思い出した。イギリスの女性たちの闘いがそのまま映画になっていた事が分かった。やはり、これは残さなければならない事実だと確信した。
 以前、アメリカでは黒人男性より白人女性の方が参政権取得が遅かった事を知り驚いた。今でも、何かと問題の多いアメリカだが、人種差別と闘った話の映画はたくさん観てきた。是非、志のある女性がもっと羽ばたけるきっかけになる映画を残してほしいと思った。
イギリスって女王陛下の国なのに、女性参政権が導入されたのは1918年で、第一次世界大戦が終わった直後なんですね。

馬に蹴られていた人、エミリー・デイヴィソンは、実はオクスフォード大学出の才媛らしいのですが、当時は優等の成績を獲っても、女性は卒業学位をもらえなかったそうです。

また、刑務所の中でホースから牛乳を飲まされていたのは「ヒッ、拷問!」と思いましたが、あれはサフラジェット(女性政治運動家)たちが刑務所内でハンガーストライキをするので、“強制摂食”といって、むりやり牛乳を飲ませていたのだとか(でも、肺に入ったら肺炎になって死にますので、完全に拷問ですよね)。

イギリスでは、このエミリー・デイヴィソンは、国会議事堂の前に銅像も建っていて、凄く有名な人らしいのですが、
この作品では彼女を主人公にはせず、名もなき洗濯工場で働く女性を主人公にしていたところが良かったです。

最初モードは、女性参政権や政治の事など何も関心が無かったけれど、
職場に女性活動家が入ってきた事によって感化され、そのせいで夫に子供とも離されてしまい、余計本格的な活動にのめり込んでいきます。
エメリン・パンクイーストの団体が、テロまでする過激な活動を始めたのには驚きましたが、本当にやってたんですね。

映画の中では、まるでエミリーの事件直後に参政権が認められたかの様な映像でしたが、
実際は1918年なので、第一次世界大戦中に国内に男が居なくても
「あれ? 女だけでもやっていけてなくね?」
と、世間に証明された事が大きかったのではと思いました。

日本でも、パンクイーストの様にテロは起こさなかったけど、
先人達が地道に努力してくれたんですものね。
その努力を無駄にしないように、せっかくの権利を使わないとね、と反省しました。
Tomiji

Tomijiの感想・評価

2.4
文字で見ていたサフラジストたちがでてくるけど、割とシリアスで真面目なつくりだったので、もっとひとりひとりのキャラが立っているのを観たかった。

エンドロールで各国の女性参政権の年表が出てくるんだけど、英国領だった🇦🇺🇳🇿が本国より早く権利を手にしていて、ギラードやアンダーンが出てくるのはそうゆうことか。と合点がいった。
日本は年表にも紹介されてなくて、世界から忘れられた国なの。
本作の主人公モード・ワッツは洗濯工場に長年勤務している。
7歳でパート
12歳で社員
17歳で班長
20歳で職場主任
いま24歳、夫と息子と暮らしている。
彼女たちは洗濯女と呼ばれ、その過酷な労働環境から短命な傾向があるそうだ。

終始、陰鬱なトーンで描かれ、劇的な展開もほぼ無い。
それでも製作者はこの映画を強い意志で作りきったのだろう。
スピルバーグ監督の「リンカーン」に近いものを感じた。

本作では主人公たちが女性参政権を勝ち取るところまでは描かれない。
その過程を描き、イギリスで女性参政権が認めらるのは映画の結末から数年後のこと。
イギリスでさえ、わずか100年前まで女性の参政権は認められていなかった。
エンドロールでは各国の女性参政権の成立年が2015年まで例示される。
(日本は記載がないが1945年、今から77年前だ)

史実に基づいたエミリー・デイヴィソンの競馬場の出来事が衝撃だった。
なぜそんなことを?と思ってしまうが、時代は彼女たちサフラジェットに苛烈な活動をさせるほど困難な状況だったのが伝わった。

邦題には違和感しか感じない。
この映画を届けるべき観客に届ける道を塞いでいる。
今からでも遅くないので、邦題は「サフラジェット」に改題するべきだろう。
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