ダーヨシ

未来を花束にしてのダーヨシのレビュー・感想・評価

未来を花束にして(2015年製作の映画)
4.5
女性参政権、普通選挙権、今の日本では当たり前すぎて多くの人がドブに捨てているような権利だけど、文字通り血を流して勝ち取ってくれた人たちがいたからこそ当たり前のように持ててるわけで、選挙のたび言ってる気がするけど、こんなことじゃ先人たちに申し訳がたたんですよ。

それはさておき、やっぱりやかましいくらい空気も読まず声をあげないと権力は聞く耳もたんのは歴史が証明してる。「窓を破り 爆破しないと 男は耳を傾けないから」「殴られ裏切られた女たちの最後の手段」

ちなみにこの映画の舞台のイギリスでは1928年に完全普通選挙が認められたけど、日本ではやっと敗戦後の1945年ていう事実は忘れられがち(エピローグでもスルーされてたけど)

でもまあほんと、女たちの払ってきた犠牲の大きさに気が遠くなるくらい絶望するけど、未来への花束だと思って私らもやっていくしかない。