なんだか私には、とっても面白かったのです。
ファンタジーと見せかけての皮肉とかもっとブラックな結末を想像して、今か今かと待ち構えていたのに終盤泣いてしまうというまさかの展開。
監督の名を伏せて観ていたら勘ぐらないでもっとフラットな気持ちで楽しめたとは思うけど、この極端な演出はやっぱり園子温監督の色。
みんなが“大人のトイ・ストーリー”と呼ぶ意味もわかったし、なんならトイ・ストーリーよりはるかにロマンチック！！
長谷川博己さんの振り幅に圧倒され、西田敏行さんのズーズー弁に安心し、わかりやすいロックスター像にニヤけながら、娯楽の文字がネオンサインで頭に浮かぶ。
メッセージ？あるのかもしれないけど、私には娯楽映画。
全力歯ぎしりまた出てきて嬉しい。
おもちゃはわかるんだけど、動物たちの結末はなんか納得いかないんですけどなんでだろう。
