せっち

猿の惑星:新世紀(ライジング)のせっちのレビュー・感想・評価

4.3
前作ではシーザーが数単語話せるのみだったが、本作ではシーザー含め多くの猿が普通に会話出来るレベルまでの言語能力を習得していることからさらに知能が発達したことが伺える。すでにウイルスによって荒廃した世界なのであまり人間の出番はない。

たくさんの愛を受けて育ったシーザーvsひたすら実験台にされてきたコバの構図。知能が発達したことによっていい意味でも悪い意味でも人間味が出ている。特にコバが最初はシーザーの身を案じていたのに、いつの間にか目的と手段を見失い暴走するあたり人間の非常にいやらしいところだと感じた。

戦争シーンはど迫力のCGもさる事ながらそこに秘められたストーリーも見もの。シーザーは人間と猿の両方を信じていたからこそリーダーに留まり続けているのかもしれない。矢継ぎ早の展開の連続であっという間に終わっていた。
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