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共に歩くのHIROMIのレビュー・感想・評価

共に歩く(2014年製作の映画)
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そんなすぐ人が変われるわけないんやん!って思いながらも共感するところはたくさんあった。

心の傷を持つ人って家庭なり、恋人なり、友人なり、全ての人間関係に支障が生じてしまうから、うまくいかないこともたくさんあるけど、乗り越えていく過程で他の人と違う絆が生まれることもあって、経験して損し続けるってことはないのかなと思い始めてきた。それは自分が乗り越えてきているからこそなんだけれども。

いろいろ解決してきたから思うけど、その経験は自分だけのものだし、乗り越えれる、乗り越えれないっていうのはあるかもしれないけど、その傷だけは良くも悪くも、ずっと私だけのもので、他の誰にも奪えないものだし、その傷があるからこそ、似たような痛みを負った人の気持ちもわかることができるし。

わからないからこその明るさとか優しさはあるかもしれないけど、わかるからこその手の差し伸べ方や関わり方もあって、だからこその人間関係も作ることができるから全てがマイナスではないなって思わせてくれるような映画だったなぁ。
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