Ayaka

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニストのAyakaのレビュー・感想・評価

5.0
❥❥❥ パガニーニの演奏に鳥肌!

シャーロットの美しい歌声を聴いて、抱いた感情をヴァイオリンで奏でたように、自分の気持ちを音楽として表出できるってかっこいいし、素敵な才能🥰

愛する人と音楽に夢中になっているパガニーニを手のひらで転がして利益を得ているウルバーニが悪魔的で、最高のスパイス!
ウルバーニ役のジャレットハリスの演技が癖になるんだなぁ〜っ(´>ω< )🌶.*˚
すごい好き〜!!

パガニーニの才能に気づくマネージャーが利益主義でじゃなかったら、/ ウルバーニとの関係を切らなかったら、/ 愛も環境も整っていれば、などなど。
長く活躍し、生命エネルギーの注ぎ込まれた楽曲をもっとたくさん生み出せたかもしれないパガニーニの『 もしも 』の人生を考えずにいられなかった🤔💭

パガニーニが生み出した超絶技巧を駆使する音楽は当時の音楽にはない最先端で単調の音楽に慣れ親しんだ人々にはなかなか理解されず、聴く耳すら持たれないという部分に、社会の固定観念を覆して新しいものを受け入れてもらうことがとても難しい社会のリアルを感じた。

作品全体を通して、社会で生きていく上で利用する側と利用される側の弱肉強食の厳しい現実が描かれていた。

パガニーニの音楽は聴くけど、人物像とか歩んだ人生とかは知らなかったから、パガニーニという芸術家の生きた世界を知って驚いたし、知ることができて嬉しかった😊!

伝記物はスポットの当て方によって人物像も大きく変わるけど、その人が歩んだ道を少し知るだけで、その人が生み出した創作物に対する感情も変化して、ますます味わい深くなるから、もっともっといろんなことを知りたいなぁ〜って思った!
Ayaka

Ayaka