夜の

パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニストの夜ののレビュー・感想・評価

3.6
芸術家とパトロン→絶★対★領★域
このパガニーニとウルバーニ、最高の関係性でしたね。
若く美しく奔放なパガニーニに、言葉通りすべてを捧げたウルバーニはまるで従者のよう。
だけどいつのまにか、どちらが支配者なのかわからなくなる。
「私は悪魔ではない」
暗闇の中、ぼうっと浮かぶウルバーニの無表情が。

演ずるジャレットハリスが絶妙でした。高貴すぎず下衆すぎず、なんとなく邪悪で得体が知れない。
話は王道中の王道なので問題ないし、画面も音楽も美しく満足なので別にいいけど、伏線は回収しない主義らしくちょっと消化不良。
セリフ回し、というか邦訳がとてもよかった。
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