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ベイマックスの42carのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
4.0
日本でのCMのイメージとは全然違う!というレビュー等々みてからの観賞だったので、うん確かに違うという印象(笑
そもそも海外版?の広告の装備と『BIG HERO 6』というタイトルをみればそんなミスリードは起きなかったのではという感じはしますが…。広告屋の作戦だったのですかね笑

サンフランソウキョウという東京とサンフランシスコが混ざった街を舞台に、主人公のヒロがベイマックスという兄が作ったケア・ロボットと共に兄の死の裏に潜む真相に迫っていく。
オマージュにしてはマーベルっぽすぎでは、、、と思ってたのですがマーベルとのコラボだったと観終わった後に知って納得(笑
全体を通じて細部に至るまでとことん拘った舞台設定のクオリティの高さは凄かったです。一時停止してみるようなことはできませんでしたがパッとみた感じ看板等も意味不明なものが見当たらなく、他の日本を舞台にしたモノとは段違いに凝ってるなぁという印象。建物好きとしてはアークヒルズ 仙石山森タワーのようなビルがあったのにも感動しました(http://i.imgur.com/rbGHA6B.jpg中央のやつです。その左手に見えます深い緑がかったガラス張りの建物が泉ガーデンタワーでして、当方としてましては都内ひいては国内最高クラスのビルだと信じてやまない次第であります)。

自己犠牲、特にロボットなど人間でないものによる自己犠牲のシーンは毎度ながら心にくるものがあります。ベイマックスの顔が鈴をモチーフにしているのは有名かと思いますが、日本人じゃ鈴を顔にしようと思う発想は中々浮かばないですよね。あれだけシンプルで萌える顔を作ったのには感嘆します(⚫︎ー⚫︎)
気になった点としてはお兄さんの死に対する悲しみが薄いように個人的には感じました。そこは死をあまりドラマティックに扱わないイメージのあるディズニーの拘りなのかもしれないですね。
ディズニーらしからぬという意味では音楽にFall out Boys使ってたのに驚きました。舞台に合っておりノリノリになれたんで良かったです。
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