ごまだんご

ベイマックスのごまだんごのレビュー・感想・評価

ベイマックス(2014年製作の映画)
4.8
「大丈夫だよ、ベイマックス」
良い意味で想像を大きく裏切られた作品。
日本の予告を見る限り、ゆったりとしたハートフルなロボットとの友情ストーリーだと思って劇場へ向かったので、初めて見た時は度肝を抜かれました。

序盤から男の子心をくすぐる展開の連続です。
ロボットファイト、バイクでの逃走、憧れの大学生活とキャンパス、ナノボットなどなど、、、
これらが日本風のテイストで語られるのが日本人として本当に嬉しい。監督は日本の良い部分をよく分かってます。ここら辺の映像だけでもう大満足。

キャラクターも魅力たっぷり。
母性本能をくすぐる愛くるしさを持つヒロ、あざとい程可愛いけど戦闘シーンでは引くほどカッコ良いベイマックスを始めとしてどのキャラの事も大好きになれます。
僕はゴーゴーとキャスおばさんが特に好きです。ビジュアルも性格も最高。

後半のアメコミ的展開もベタですがかなり楽しめます。
メンバーの個性を活かした戦闘は色彩豊かなアニメーションの魅力を活かしており、視覚的に凄く楽しい。当時アメコミ映画なんて殆ど見た事が無かった私にとっては衝撃的な面白さでした。
そしてラスト。彼らに出会ってからたった1時間とちょっとなのに何故こんなに涙が止まらないのか・・・興奮と感動の緩急がエグすぎるんよ。感情のジェットコースターっかての。

彼らの今後の活躍を予期させ、清々しい気持ちになれるラストショット。
後味最高、爽快感最高、感動最高
最高のヒーロー誕生譚じゃないでしょうか。
男の子に無茶苦茶オススメのディズニー映画の1つです。
アメコミ入門編として、どうでしょうか?
ごまだんご

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