うゆにえん子

イヴ・サンローランのうゆにえん子のレビュー・感想・評価

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)
3.5
イヴ・サンローラン財団公認映画ということで、とても格調高い内容かと思いきや、比較的キワドイ描写の多めの仕上がりになっておりました。天才であるが故の孤独、世間からの重圧、流行、すなわち時代を作り出す産みの苦しみを生涯のパートナーであったピエール・ベルジェの視点から描かれております。気づいたらワタシも彼の動向に対してピエールと同じく一喜一憂しておりました。
ちょっと単調なつくりなので少し退屈さを感じますが、それがかえってドキュメンタリーらしさを感じる仕上がりになって良かったかなと思います。
ちなみに劇場で見るのがオススメです。