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イヴ・サンローランのmのレビュー・感想・評価

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)
3.5
@「僕の服やデザインで
自分を表現出来ないなら、退屈過ぎて僕は死ぬ」

財団が認めただけある作品。
洗練されていて、分かりやすい。

ドキュメンタリーと『サンローラン』を観ているのでイヴ・サン=ローランさんの事はなんとなくは分かった。
『サンローラン』とは違い、尺は短く、掻い摘んであるのでこれが一番分かり易い作品だと思う。

イヴが幸せなのは、春と秋だけ。
作中に出てきたセリフ、コレクションの時期だと気付いた瞬間ゾワっとした。
イヴは本当にファッションを愛していて、戦っていたと思うと感慨深い。
そして悲しい。

モンドリアン・ドレスを描いているシーンもイヴが生き生きしていて鳥肌が立った。
今見ても、モンドリアン・ドレス可愛いなぁ。

イヴが、今愛しているのはジャック。
でも生涯愛すのはピエールって言った時、「あぁ、なんだか分かるなぁ」って凄く思った。
ピエールとイヴは、相棒同士なんだと思った。

ラストのコレクション。
最後の挨拶で、イヴがどれだけ愛されているのかが分かる。
泣きそうなイヴを抱き締めるみんな。
たしかに、天才は孤独だ。
だけど、確かにみんなの先頭に立ってる。

ピエール・ニネさん、はまり役!

ストーリー : ★★★☆☆
映像 : ★★★★☆
設定 : ★★★☆☆
キャスト: ★★★☆☆
メッセージ性 : ☆☆☆☆☆
感情移入・共感 : ★★★☆☆

cc/あなたは目撃する。
永遠のエレガンス
誕生の瞬間を。
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