絵に描いたような、孤独な天才のイヴ・サンローランと、彼を見守る恋人の話。有名ブランドの成功物語みたいなものを想像していたけど、どちらかというとイヴの伝記です。
つい最近ボヘミアンラプソディーを観たばかりのわたし。成功すると人は病んでいくものなのかなあと、切ない気持ちになりました。成功は羨ましい。でも、天才とはいえ彼等も人間で、成功の裏には色んな苦悩があるのだね。まさに月並みな発言だけど……笑
恋人がとにかく献身的で、見方によっては不幸に見えるかもしれないけれど、わたしはこれはこれで幸せそうだと感じました。
伝統的なデザインのものや煌びやかなドレスが沢山出てくるし、俳優は美人やイケメンばかり。映像は華やかだけど、本筋はかなり陰鬱。
この作品を美しいと感じるか、しんどいと感じるかは人それぞれなのかな〜。
