備前長船

ジャージー・ボーイズの備前長船のレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
3.2
クリント・イーストウッドは出来のいい作品を作ることが多いので期待しながら視聴。
クリント・イーストウッド作品なら「グラン・トリノ」が一番好きです。
正直この映画の存在自体知らなかった。
「人生の特等席」「ジャージー・ボーイズ」「アメリカン・スナイパー」「ハドソン川の奇跡」なんかはかなり派手に宣伝してたイメージだけど、この作品の宣伝は見たことが無かった。
見た結果としてはまあまあというとこだ。
ただ、クリント・イーストウッド作品のわりには響かなかった。
映画としての出来はそこそこ高いと思う。
だが、完全に日本人向きの内容じゃない。
音楽とか踊りをテーマにした作品は日本にあわない。
音楽が関わるとやはり英語が分からないと魅力が伝わってこない。
さらに1960年代の話でビートルズよりも前の時代だ。
古い洋楽ファンでもなければキツイだろう。

役者が無名揃いなので役柄が入ってきにくい。
クリストファー・ウォーケンくらいしか分からなかった。
作品中で流れてきた曲の中には聞いたことがあるものもいくつかあったが、肝心のフォー・シーズンズ自体を知らない。
フォー・シーズンズを知ってるかどうかで評価はかなり変わっただろう。
世界的にはフォー・シーズンズは有名なんだろうか?
内容的にはテンプレと言える。
地元での下積みからメジャーに、そして大成功した後はギャンブルに女遊びで家族やバンドが崩壊していく。
よくある話だがそれでも最後まで飽きずに見れたのは流石クリント・イーストウッドというところか。
だが少し尺が長すぎるかな。
100~110分程度に収めた方が良かったかも。
備前長船

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