さすらい農場

天才スピヴェットのさすらい農場のレビュー・感想・評価

天才スピヴェット(2013年製作の映画)
3.8
天才児童現る!(10才)
モンタナのカウボーイ🤠と昆虫学者🔎が結婚したら、どうした化学反応か[科学の申し子]が誕生。
お姉ちゃんはミスコンに憧れる女子で、二卵性双子の弟は元気なカウボーイ少年。姉弟は普通で平凡なのに、誰がどう見てもスピヴェット君だけが浮いてる。突然変異かヒョウタンからコマか?
天才少年の発言がいちいち賢くて痛快。
でも、賢いほど自分と他人との違いに隔たりを感じてしまう。
天才の孤独は深い。

何となく発明した[永久運動発電機関]が評価され、ワシントンD.C. スミソニアン協会目指して一人旅立つ(家出)
能力の評価は[利用者]と[価値]と[損得]に直結している。そこには[家族的な幸せ]は無い。誰にでも承認欲求はあるが、人が最初に認めてもらいたい相手は[家族]だ。

[アメリ]のジャン・ピエール・ジュネ監督だけあって、過剰な視覚的説明表現が分かりやすくて楽しい💡
愉快で優しい、ハートフル冒険譚でした👍