栗林55

白鯨との闘いの栗林55のレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
3.1
【前半は荒れる海での捕鯨の厳しさ。後半は壮絶な漂流記ノンフィクション】


小説「白鯨」の基になった「復讐する海 捕鯨船 エセックス号の悲劇」という小説の映画化という立ち位置。つまり、「白鯨」の真実を映画化という一応ノンフィクション作品(?)🐋

美しい海の映像、鯨のビジュアルのリアリティの楽しさと反比例して、鯨漁や海の怖さをものすごく感じる作品でした😖。大きな鯨を捕まえるときに、小さなボートで出て行くってのは驚きました!あと、ネタバレなので言えないですけど、後半の漂流を乗り切るための手段として、かなりの衝撃がありました。邦題はちょっとおかしい気がします笑。
一方で、ノンフィクションをベースにしていると思うので仕方ないのですが、リアリティはあるもののストーリーの面白さは…

親からの家系でいきなり上の立場につかせられたボンボンと、経験に裏打ちされた自信を持って仕事に取り組み続ける実力者のコンビ。この類の話は好きですよ!
序盤で早速ミスター・チェイスの実力を見ると、それに焦る2世キャプテン・ポラードは自分の成果をあげたいがために自分の考えを貫き通すんだ😊

とまあ、ベタ展開の始まりです。なんですが、キャプテンの口撃に対してはチェイスさんは意外にも冷静でした。そして、結局この二人のイザコザは…鎮火しちゃいました!😲だからキャプテンのイメージが最悪なままで話が進んだ割に、途中から急に良いやつになりそうで…🤷チェイスさんは逆に嫌なところがほぼなかったです。二人とも、キャラクターとしての面白味が深掘りされなかったように思います。
最後のチェイスさんが権力と欲に争ったところは、彼の船員に対する礼儀のようで、熱いところやったんですが、その後に船長になったって言われたら…。結局船長になったという事実は勿論良いんやけど、演出的にそのままの流れで伝えられると、感情は…うーん🤔もうちょっと上手く表せなかったでしょうか…。


冒頭の歌は、鯨に敬意というよりも人間の誉れを強調する歌に思えましたね。鯨のことを”主が創った怪物”っていうてたからね笑。キリスト教は人間至上主義なところがあるから。日本の捕鯨は…色々調べて思うことあったけど、難しすぎることはまたの機会で(多分この映画が絶好にして唯一な機会な気がしますけど笑。まあフィルマに残すことじゃないや)

「白鯨」を読んだことがないから、読みたいと思いました!一つの小説ができあがるのに、裏では壮絶な話があったという事も知れました😌


クリヘム、キリアンにトムホが乗り合わせた豪華客船を楽しもう‼︎😆覚悟して…ね。


追記 2023/3/7
マッド・アイ👁(ブレンダン・グリーソン)どこ〜〜⁉︎
多分両目あったんやろうな〜🙄
え‼︎16歳のトム・リドルもいたの😳フランク・ディレイン君…ビックリリン‼️
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