みそこ

インヒアレント・ヴァイスのみそこのネタバレレビュー・内容・結末

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

なんだこれ!面白いぞ!スルメ映画になりそう。
(PTA×ホアキンってだけでもう満足だけどね)
話が難しいというより、登場人物が多い。登場人物表を時折確認することによって、なんとか話についていけた。

ホアキンがジムキャリーばりにリアクションする場面があったり。(新生児の写真を見たとき)ジョシュブローリンの「パンケーキをもっと!」唐突な日本語。キャラクター性や見せ方なのか、コミック的。
謎を追求することで徐々に浮かび上がってくる、当時の時代背景の闇や組織の陰謀。巻き込まれる恐怖。ハードボイルドとしても、ちゃんと面白い。

シャスタとの回想シーンはプラトニックでキュートだった分、帰還後のシーンがゾッとする。
あのセックスからは性的なものは全く感じず、死の匂いがした。何故だろうか?
自分が認識していたシャスタが死んだと思ったからかもしれない。

幻覚なのか現実なのか、分からない終わり方もまた良い。
個人的には、潜在意識に棲みつくシャスタとの幻覚(トリップ)であってほしい。
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