ねこじた

インヒアレント・ヴァイスのねこじたのレビュー・感想・評価

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)
4.7
最高。原作も大好き。

クロスフェード映像が効果的。
内容も、事件と女が、クロスフェード。洒落てて、とにかくセンスが光る。

インヒアレントヴァイスは「内在する欠陥」。保険がかけられへん「どーしても避けられない危険」のこと。貨物船の積荷の卵や、ガラスは割れ、チョコも溶ける。
これを、別れた女に当てはめたら、どういう意味になるのか?
発問力の高い映画って大好き。

このホアキン、意味わからんぐらいカッコいい。2016.2/18 再鑑


ネオン看板、70年代、ドラッグ、ヒッピー。ナメナメが好きな人には堪らん世界観の再現、うっとりする。

原作はトマスピンチョン。
話しは複雑で、登場人物、重要アイテムと情報量が多い上、会話劇なので、ちょっとでも気を緩めると置いていかれる上に、長いので辛抱もいるけれども、美女の美脚や美尻とか、サイケでキレッキレの音楽とかで何とか集中力キープ。

恐妻を持ったチョコバナナとパンケーク好きの刑事ビックフットが、主役食いの勢いでキャラを暴走。
家のドアを蹴破られて、急に来られた上、葉っぱを犬食いされたら、そら、涙も出るわ。
「もっと、パンケーク!!」の最大の見せ場でのバックミュージックがスキヤキ。
グルーヴィー、PTA。2016.4/14
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