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インヒアレント・ヴァイスのchisatoのレビュー・感想・評価

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)
3.6
トマスピンチョンによる米文学をPTAが映画化。原題の「inherent vice」は保険用語であり、「もともとの固有の性質として備わっている」という意味。例えば疲労亀裂などでものが破損した場合、それはもともとそれが固有の性質として破損したことになるので、保険会社は保険金の支払いを拒否することができる。「振られた女の内在する欠陥はなんだ?」て台詞があったけど、老化?恋愛は飽きてしまうものだと言う概念?登場人物も多くて整理出来ないまま終わってしまったがマリファナ漬けの私立探偵が「クラブアジア」に行き、気を失い、「黄金の牙」を探しに行く、くらいしか分からなかった。でも雰囲気は好き。最初と最後のシーンを海が見えるビーチでやさしく演出してるのも良かった
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