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インヒアレント・ヴァイスのKのレビュー・感想・評価

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)
3.8
パラノイアとエントロピー。

オープニングの『Vitamin C』が流れた瞬間に、トマス・ピンチョンの映像化に成功したことがわかる。

秩序から無秩序へと向かう。陰謀論ような事件。もしかしたらすべて彼の妄想かも知れない。

何を観てるのか分からなくなる。何を追ってるのか見失う。どこかに置き去りにされたことだけは分かる。

この作品の内容ではなく、観たあとの感情だけが残っている。
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