インヒアレント・ヴァイスのMarcoのレビュー・感想・評価

PTAの世界の渦にどっぷり浸かれた2:30。音楽は最高にかっこいいし、画のセンスの良さにも終始惹きつけられた。そしてホアキンフェニックスがむさくるしくて色っぽい！
70年代のLA、ヒッピー時代が今まさに幕を閉じようとしてる過渡期に自分も放り込まれたような緊張をわけがわからないまま肌で感じつつ、その反面全体に流れる独特なユーモアには終始愛を感じた。
この入り乱れるテンポこそがちょうどこの時代の空気だったんだろうな。
特別なテンション、素敵な映画だった。