モリキorモリマサ

カリフォルニア・ダウンのモリキorモリマサのレビュー・感想・評価

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)
4.0
 凄まじいです。とにかく映像に圧倒されます。これだけでも劇場で観る価値は大いにあると思われます。

 家族との関係が上手くいってない父が活躍をして、家族との関係が修復するというベタな展開であっさり助かったりなどするという細かい部分を気にしなければ十分楽しめるディザスター大作に仕上がってると思います。

 しかしそれでも気になる点はあります。他の方も指摘しているのですが、主人公はレスキュー隊員で職務の途中であるのにもかかわらず、家族が危機に瀕してると知ると一目散に助けに行きます。おそらく実際にこのようなことが日本であれば、その隊員は非難を受けると思います。家族が大事なのはもちろんなのですが、こういった職務に就いてる人がそれをしてはいけないと感じる人は多いと思います。しかし映画の中では、主人公の上司に当たる人から「家族助けに行ってよし。」と連絡を受けて、許可をもらって助けに行くんです。こういった展開にするあたり、日本人とアメリカ人の考え方の違いが現れてるのかなと思ったりしました。

 こういったことも考えてしまいましたが、地震や津波などで崩壊していくさまは今までのディザスタームービーでもトップクラスの迫力はあると思います。こういった大作をすんなり楽しめる人にはお勧めです。