ロバート・ダウニー・Jr贔屓目なのを別としてもとても好きな映画だった。奇をてらう展開はないけれど、充分です。
とは言っても、最初はもう、めちゃくちゃスタークスタークしてるやん!スーツにサングラス!自信家な成功者でその毒舌な物言い!トニースタークやん!ってなりました。すき。
そんな重なるところもある敏腕弁護士ハンクが、父に認められたいティーンの気持ちのままの次男坊だったり、愛情深いパパだったり、プレイボーイだったり、そしてやっぱり目的のため父のために時には非情に弁護人として仕事する姿はすばらしかった。
あじさいの水滴、法廷のテーブルに反射する艶、カメラから映りだす幼い頃の記録。光の美しい映画でもありました。
弁護を請け負うシーンや、喧嘩しながら不器用な父子が接する様子も、終盤のささやかで充分な邂逅も、みていてなんともいえない温かい気持ちになった。バスルームで寝室で弱ったところを労る姿はほんとにやさしい…。ハンドクリーム、泣きそうだった。
父と息子のお話はずるいなぁ。
長男演じるヴィンセントドノフリオも素晴らしくて、彼の気持ちもしっかり映されてたのもよかったです。
折り畳みカップの彼もよかったなぁ。あれ便利ね…