えりみ

ジャッジ 裁かれる判事のえりみのレビュー・感想・評価

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)
4.5
試写会当たった。
試写が始まる前にワーナーの人?が「ロバート・デュバルと高倉健さんは同い年」と教えてくれた。82歳のロバート・デュバルは今回72歳の役。これはオスカー助演男優賞あげてほしい出来やった。晩年にこんな汚れ役(文字通り汚れるのです、かなり。あのシーンよかったなぁ)受けるなんて凄い役者さんやなぁ、と。

法廷劇というより親子・家族の物語。
142分と聞いて「え~長すぎる」と思ったんやけど、中ダルミせず最後まで観られた。聞いたことない監督やのに、と思って帰りに調べたら
●ゴースト・エージェント R.I.P.D.  (これはチラっとみてやめた)
●ジャックと天空の巨人  (これはみた)とかコメディが得意な監督さんみたい。

なるほど結構ベタな演出でシリアスなドラマの割りにチョコチョコ笑わせる。だから勿論もっと短くまとめられるやろ!って意見も出そうやけど、この映画には必要なパートばかり。
ハンクと一人息子にせず3人息子の次男坊にした設定とか、
昔の彼女が出てきて未婚の母になってたりとか。

ラストまでベタです、最近の映画の流れに逆らうかのように。わしゃ好きやけど(エンディング曲の和訳を差し込むのはいらない)。

あ、製作はロバート・ダウニー・Jr夫妻が絡んでるんや。
ロバート・ダウニー・Jrはアイアンマン引きずってたなぁ。傲慢な性格とかカブってるし、何より意味なくチラ見せしたムキムキの身体はトニー・スタークやないかいっ!
この映画はロバート・ダウニー・Jrより、ロバート・デュバルを愛でる映画。
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