さすがのガイ・リッチー監督だけあって、撮り方、テンポ、ユーモア、音楽、オープニングからエンディングまでスタイリッシュだった。
KGBの敏腕スパイを演じるアーミー・ハマーとCIAの殿堂入りスパイ役のヘンリー・カヴィルのアクション交えた掛け合いがとにかく面白くてコメディーアクションと言ってもいいくらい。
ファッションや雰囲気はもちろん、第二次大戦後の東西冷戦の実際の映像がちょこちょこ出てきたり、世界史好きな方にはたまらない要素があって◎
ただロシアとアメリカのスパイが組むという設定が少し現実離れしてて、かつタッグを組む所までが急展開すぎて、あまり深くストーリーに入りこめなかったのが残念。
あとヒュー・グラントを久々にスクリーンで拝めたのは良かったものの無理やり引っ張り出してきた感があって、彼の良さがあまり引き出されてなかった気がする。
ただ登場するメインの2人に負けじと2人の美女も存在感を放っていて、魅力的でキレのあるスパイアクションムービーに仕上がっていたと思う。