のり

コードネーム U.N.C.L.E.ののりのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.8
1960年冷静時代。アメリカとソ連のスパイが手を組み、核爆弾による世界崩壊を企む犯罪組織の陰謀を食い止めようとする。

映像や演出、音楽はさすがガイリッチー。カット割りや冷戦映像の挿入、ノリノリかつオシャレな音楽。ギャビー奪還シーンでのカーアクションでは遠近の強調や画面のブレなど彼のこだわりが存分に出ている。2人のスパイもハマり役で彼らのやり取りをもっと観たい。続編を思わせるようなラストだったので多いに期待。

ただソロとイリヤの過去の設定を凝ってたわりにはなんもなかったなぁと。キャラの掘り下げのためかもしれないけど壮絶な過去にするなら彼らの過去の秘密に迫ってほしい人はいたのではないだろうか。また恋愛要素が中途半端。でも三角関係とかにならなかっただけマシか笑。あとせっかくソリの合わない2人のスパイアクションっていう斬新な設定なのだからもっとコンビを活かしたアクションを期待してた。2人のゆるいやり取りは面白かったけど。

期待以上ではなかったけど、彼の新作が観れただけで満足(^_^)
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