キャップワカンダ映画館

リトルプリンス 星の王子さまと私のキャップワカンダ映画館のレビュー・感想・評価

2.6
たいせつな事は目に見えない。と、
星の王子様から教えられたのはいつか?再び、この映画から同じ事を教えられた。

たいせつなことは目に見えない。大人はそれを忘れてしまっている、そんな話から始まる今作は、大人の世界VS子供世界のお話。

描かれている大人の世界は、痛いほどわかる位皮肉になっていて、
子供の世界は、個人的には、美化しすぎに見えた。
仕事は確かに苦しいけれど、それがないと子供も守れない、今作の女の子の親も仕事に追われているが、女の子を守る為に働いているんだから。

☆大人の世界の仕事を全否定してしまった今作はその部分でリアリティーがない。

しかし、大切な事は、仕事に追われているなかで、目に見えている物ばかり重視して生きている自分に気づかされたということ。

パイロットとして生きた原作者の言いたい、本当の大切な物は目に見えない、という感覚をいつか本当にわかってみたい。
自分にとっての、それぞれにとって、薔薇は、何だったか?
それを思い出したいですね。

おじいさんの昔話で出てくる、紙のような作りと、おじいさんの雑貨と、BGMはとても素敵でした。