タイトルの意味がわかって
この映画が超好きになった!
というレビューを読んで
クリップしていた映画。
いや、ほんとでした。
だからこのタイトルなのか!が
すっっっごくいいところに
ストンと落ちてくれるこの快感。
ラストが秀逸で賞をぜひ。
27歳バレリーナのフランシスが
分岐点なのかもわからないところで
転々とした生活を送りながら
"他人" と "自分" の接点を見つめ始めるお話。
ノア・バームバック監督の作品は
多分これで4本目なんですけど
人間の "むき身" の調理の腕前、
この頃から職人すぎますね。
フランシスのあの感じ
全部知ってますもん。
本音で生きているつもりなのに
自然体とか
自分を自由に表現するとか
意識してもしなくても
実現から程遠い気がする日常。
特にあの
伝えるために喋っているのに
なぜか言葉が上滑りしてしまって
相手が気を遣いはじめる感じね…(笑)
あと
変な勢いがついて
とんでもない選択をした結果
10年後はすごくいい思い出になる "後悔" も。
フランシスが他人に思えないからこそ
余計にあのラストがたまらないんだろうな。