鹿江光

アントマンの鹿江光のレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
3.8
≪78点≫:敵に回すとヤバい奴。
いやぁ面白かった。基本はコミカル調で、アクションシーンもかなり見応えがある。小さくなったり大きくなったり、視覚的にも緩急がはっきり付くし、「大小の常識」がまるで通用しない世界だから、余計に面白い。気分はまさにアトラクション。アントマンや蟻たちの目線で、極小の世界を疑似体験できる。トーマスの下りが個人的にはお気に入り。
ファルコンもまさかの登場で、ここでシビル・ウォーにつながるのかと納得。
それにしてもアントマンの能力というか存在は、確かにヒーローの中でも上位を争う最強っぷりである。なにも力だけが全てじゃない。どんな状況においても行動できる力と可能性、つまりヒーローに最も求められる「応用力」が、アントマンには充分に備わっているのだ。それに加えスコットの知識力が重なれば、まさにアベンジャーズの頭脳の誕生である。(原作ではそうだが、果たして映画ではどうなっていくのか……)
ラストの方では、しっかりワスプのお披露目がされていて、続編が待ち遠しい。
鹿江光

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