中島何某

アントマンの中島何某のレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
3.5
2020年 75本目

MCUフェーズ2のラストとなるこの作品、一貫して“父と娘”をテーマにした本作はだらしないけど我が子の為なら強くなる父親が描かれている。マイケル・ダグラス演じるピム博士もそうだ、本作は2つの父娘の再生の物語と言える。
魅力はそれだけでは無い。小さくなった時に見える世界は、実際全く同じ筈なのに違って見えるのがとても面白い。また、時空の概念を超えた量子世界の表現は、どこか『インターステラー』の5次元空間を彷彿とさせる。
そして、エンドロール後の一波乱も、フェーズ3到来への覚悟を求められていると感じた。