ザム

ウォーリアーのザムのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
5.0
観た
家族間の確執から仲違いになった兄弟が、言葉ではなく、拳を通して語り合う、傑作スポ根映画。

全員に感情移入させる様なドラマの巧さや、兄弟2人を対比させる演出が秀逸で、終始画面に釘付けだった。

ラスト1時間のトーナメント式による総合格闘技の臨場感も凄まじく、世界王者の様な強敵を倒すカタルシスをラストの手前で持って来る胸熱演出の巧さには思わず唸ったよ。そしてラストの、兄弟の叫びが拳から伝わってくる様な死闘は、2人の名演と繊細な音楽が相まり、号泣してしまった。

ここまで涙が溢れ、胸熱さを感じた作品は「クリード」以来だと思う。
ザム

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