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ウォーリアーのfat03のネタバレレビュー・内容・結末

ウォーリアー(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

トムハーディの顔が好きかどうかって結構大きいかもしれない、体格良くて顔が犬なんだよね
口で言えなかったことをリングで拳でぶつけあっててアツイ

スタンダードなのか分からないけど結構大胆な構成で好きだった
すでに決裂してるところから話が始まって、今までのことを徐々に挟んでいくという
テンションがラストに向けて高められていく効果的な…なんか
弟がどこにいたのか、兄が何を考えていたのかなどなど 後半突然事情が解説されていく

明確な悪人がいなくて、登場人物たちを苦しめているのは具体的なエネミーじゃないというところも良かった
白鯨を折りに触れて読むのは、かつて夢に破れて酒に逃げた父親の象徴だからで、父親も自分の半ば制御がきかない渇望に困惑し続けていて、その夢があの家庭の崩壊の根源なんだろう
人間のどうしようもない欲望とかそんなものが愛おしく描かれていて素敵だった
そして兄弟はそれぞれアメリカの抱える影を背負ってる
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