ウィショウスキー

ウォーリアーのウィショウスキーのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
4.7
“トミー 愛してる”
この一言で、どれだけ救われたか。


酒を飲んで暴力を振った父と、その
ことにより離れてしまった兄弟。
彼らを再び巡り合わせたのは闘うこと。


兄弟が背負ったそれぞれの苦しみと、
父の後悔がひしひしと伝わってきました。

それでもやっぱり自分の親で、兄で
弟で、家族。突き放そうとも抱きしめ
ようともどこかに愛は確かにあるのだ
なあと思いました。

一人一人の感情を、格闘を通して描く
ことにより、より鮮明に描かれた作品
でした。

最近観てきた映画はやっぱりどれも
面白いのですが、この作品は久々の
超傑作に出会えた感じがしました!

トムハーディは多く語らない役でしたが
目つきだけですごく演じているなあ
と思いました。本当にかっこいいです彼は!