渋オジたちがウェスタンな格好をしているだけで満足感のある眼福な西部劇。
無法者のボスのブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)から村人たちを守るため雇われた保安官コール(エド・ハリス)と相棒のエヴェレット(ヴィゴ・モーテンセン)。ある日突然やって来た未亡人(レネー・ゼルウィガー)によってコールとエヴェレットは危険にさらされていく…
男同士の友情がいい。エド・ハリスが監督だけど、おいしいところはヴィゴに渡しているのが好感が持てたし、ヴィゴのカッコよさが存分に生かされている。
ここからネガティブな感想。ヒロインがミスキャストに思えて残念。レネー・ゼルウィガーが男を手玉にとるようには見えない。もっと色気のある知的美人がよかった。あと、コールが彼女を命懸けで守るほど好きだと思わせる濃厚なシーンもない。あと、悪人の悪人ぶりや憎たらしさが足りないのでラストの爽快感が薄かった。と、生意気な感想になってしまいましたが、素敵な渋オジたちを堪能できるマイルドな西部劇で心地よく楽しめました。