渓谷

アパルーサの決闘の渓谷のレビュー・感想・評価

アパルーサの決闘(2008年製作の映画)
3.7
西部劇をあまり見てこなかったのですが結構好きです。

保安官バージル・コール(エド・ハリス)と助手のエベレット・ヒッチ(ヴィゴ・モーテンセン)のコンビ。銃の腕も確か、信頼し合っているふたり。
町を牛耳るブラッグ(ジェレミー・アイアンズ)。
男くさい中にアリソン・フレンチ(レネー・ゼルウィガー)の存在がアクセントになります。

男達のいざこざにブラッグ側の味方として凄腕兄弟が加勢、先住民の襲撃 となかなか楽しめますが、立ち居振舞いが上品なアリソン(アリー)とそのアリーに惚れる案外ウブなバージルとの関係がストーリー上 面白味をプラスします。
アリーはお尻の方が軽めのようで褒められたものではないけれど抱えている不安を口にするところは共感してしまいます。元来男好きのようですが女ひとりで生きていくため強い男を選ぶという本能がそうさせる訳で、しかもその本能がわかりやすくあちらこちらと移る様がレネー・ゼルウィガーの雰囲気に合っていて思わず笑ってしまうシーンもあります。しかしそれだけという事でもありません。

エド・ハリスへの友情を静かに貫くヴィゴ・モーテンセンが素敵です。

(テレ東の午後ロードはラスト近くの見るべきシーンがバッサリだったのでノーカットの約1年前のBSプレミアムを見直しました)
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