「SING」「ペット」と遡って鑑賞。実は「怪盗グルー」の「１」と「２」は見てたんだけど、大ヒットした本作だけは未鑑賞だったんですね〜。でも、見てみてヒットした理由がわかりました。
「怪盗グルー」の時は、なんとなくいるグルーの手下だったミニオンズに人気が出たんで、ミニオンズを主役に作ったスピンオフ程度に考えていたら…
なんとセンスの良いアニメでしょう！ 主役がミニオンズだから「サンキュー」と「オーケー」以外はほとんど何言ってるかわかんないわけで、そういう意味ではほぼチャプリンの時代のパントマイム的コメディのようなバカバカしさ。その分、大人も子供も誰でも楽しめる。
恐竜時代〜エジプトのピラミッド〜ナポレオンと経て、1968年を舞台にしたことで、大人は大人で当時の時事ネタで懐かしくもあり笑えるといった憎い作り。ビートルズファンは特に楽しいかな。
何だかわからん言葉をしゃべりまくって常に笑いながら騒動を巻き起こすミニオンズのおもしろさに、イギリスをおちょくった風刺やギャグが満載で、薄くも深くも笑える。
でも、なんでこの作品だけ突出してセンスいいんだろう？ 後発の「ペット」や「SING」よりもいい！ ミニオンズが主役だと制約がなくなるからかな？
「2」の製作も決まっているということなので、楽しみですが、グルーは主役だったのにお払い箱かな？
最後のカーテンコール、他にない長くて豪華な仕掛けでしたね。
