「第一次産業への賛美歌」というノンフィクション的メッセージで終わらずに、映像作品として人間哲学まで描いているのが好きポイントです。
最初は前者の映画かと思って、
これがあくまでも虚構であることを少し残念に感じた。
(ドキュメンタリーで伝えるべきメッセージかと思ったので。)
が、違った。
文明への欲求と自然への欲求が、振り子のように揺れ動く。その人間の、人生を選ぶ葛藤までを描こうとしていたんだな。
料理は食材に意味を与えること。
記憶と背景という意味を与えて、
まるごと食べてしまう行為だと学んだ。