もこもも

リトル・フォレスト 夏・秋のもこもものレビュー・感想・評価

4.5
岩手県の小さな集落である"小森"でさわと森と田んぼに囲まれて生活するいち子を描いた作品

素朴なのに本当に素敵で心に染みる
こういう映画を待ち望んでいたのかもしれない
気を張らずにゆったり優しい気持ちで観れて
気付かないうちに作品の魅力に引き込まれた

夏と秋がそれぞれ7エピソードあって、
各エピソードでいち子の考えや思い出や
経験とともに料理する様子が映されている
圧倒的な自然と生を感じ、
生きるために生きている生活を観ると
本来はこうであるべきだと考えさせられる
舞台や演出、映像、挿入歌、役者も
この作品を一層輝かせている要因で
とっても満足感の高い映画

「自分自身の体で実際にやったことと
 その中で感じたこと、考えたこと、
 自分の責任で話せるのってそれくらいだろ?
 そう言うのをたくさん持っている人を
 尊敬するし、信用する」

中身のある言葉を話せる人間でありたい
田舎がいいと言えるのは田舎に住んだことがある人が言えるセリフで、自分は田舎で暮らしたことがないので"憧れ"ではあるが、それが本当にいいものなのかは語れない
映画やアニメをよく観てるけど
観て感じたこと、考えたことは
やっぱり記憶に残るように書き記そう
そうでないと忘れてしまうし、
忘れてしまってはあまりにもったいない
もこもも

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