ピカル

リトル・フォレスト 夏・秋のピカルのレビュー・感想・評価

3.8
トマトの皮を湯むきするのは、知っていたが、十字に包丁を入れておけば、よかったのか。いつも自然破裂したように剥けて、手間だった。主夫は勉強になった。ああいう生活にも憧れはあるが、憧れにも、覚悟が必要と感じた。自分のために、美味しい料理を必要な分だけ、作って手を合わせていただく。孤独な幸福がある。そこに向かう、心の傷みを味わった事がないのか、鈍感なのか。しかし私の場合、憧れで終わりにできる程度の心の傷なのだろう、彼女と違って。
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