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リトル・フォレスト 夏・秋のtravisのレビュー・感想・評価

4.3
近年の邦画は、リアルではないのにリアルだと呼ばれたり、意味もない映像をダラダラと流してほっこりするとか癒されるとかいうものが多い。
それ以外は、ラノベかコミック原作のアイドル恋愛映画。
しかし、この作品はそれらとは次元が違い、生きることの厄介さ、辛さ、孤独、そして他者への思いやりや慈しみを丁寧に描いています。
安っぽい映画は、夏といえば素材としての蝉の声をあてているだけですが、この作品の素晴らしいところは、季節の空気、風、音などを実に誠実に映し出しています。
空、山、兎に角映像が素晴らしく、風を感じるような気がします。
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