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南太平洋の若大将のkのレビュー・感想・評価

南太平洋の若大将(1967年製作の映画)
3.3
サメ映画として鑑賞しました。
若大将シリーズ、今回はハワイとタヒチが主な舞台。あらすじをどう書けばいいのかわからない凄い展開を見せてくれました。
海洋大学の柔道部主将の若大将は、研修で訪れたハワイで知り合った日系人家族を日本に招きます。友人の青大将(田中邦衛)は、ハワイで出会った日本人スチュワーデスに一目惚れ。ハワイの日系人家族(祖父・母・娘)は若大将の家族(祖母・父・若大将)と何故かそれぞれ良い感じに。若大将の実家のすき焼きに惚れ込んだ日系人家族は、ハワイでのすき焼き店開店のため、若大将をシェフとしてハワイに招きます。そこで日系人娘の若大将への想いは更に深くなっていきます。
一方の青大将は、スチュワーデスの搭乗する便を全て調べ上げて同乗するという国際的ストーカーに変貌。しかしスチュワーデスが好きなのは若大将。青大将の求婚も拒みます。若大将も彼女が好きなようですが、日系娘が間に入り込み、スチュワーデスは失恋したと勘違い。それでもしつこい青大将に、手紙で自分はタヒチ勤務になったと嘘をつきます。青大将と若大将は、スチュワーデスを追って一路タヒチへ。何故だ。
当然タヒチではスチュワーデスと出会えるはずもなく、2人はタヒチでバカンスを楽しみます。現地人に対して、『あいつら毎晩飲めや歌えやで、楽しい奴らなんだ』という半分差別発言を吐いたりしますが、若大将は現地語を修得(ちなみに若大将は英語とフランス語が堪能)。日系娘は若大将を追ってタヒチへやって来て、若大将とダイビングを楽しみます。サメに襲われかけパニックになった日系娘を救った若大将は、自分が潜水病に。意識が混濁する中、若大将はスチュワーデスの名前を呼び続け、日系娘は振られます。
回復した若大将は、柔道選手権大会に大将として出場。オランダ人相手に寝技で苦しめられますが、自分が失恋してないと知ったスチュワーデスが応援に間に合い、若大将は元気100倍。試合時間残り数秒でオランダ人を背負い投げして見事に一本勝ち!!ストーリーに必然性なんかいらない、パワー系加山雄三映画でした。
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