ルモ

ヴィオレッタのルモのレビュー・感想・評価

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
3.0
美しい少女がアブノーマルな母親に写真のモデルにされ、やがてヌードも撮影する様になり、そこそこ堕ちていくお話。
狂気的な程に身勝手で自分の娘を自分の名声の為に利用する最低母さんを演じるのはイザベル・ユペール。この女優さん、好きなんですけど、だいたいアブノーマルな役柄なんですよね。普通の役て僕が観た中ではアスファルトぐらいでしょか。あれもそこそこ普通ちゃいましたが。
劇中にシド・ヴィシャスが出てきますが、現実のシドとは大分違う人間に描かれていて、でもそれがなんだかファンタジーで、僕は嫌いではないです。ゴシックな雰囲気ですけど、所々に70年代風のニューウェイブなブリティッシュロックが流れてて、良い感じでした。
そんなにハッピーな映画ではないですがヴィオレッタの美しさと、イザベル・ユベールの狂気、ロックな良い音楽を楽しむなら悪くない映画でした。
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