がおちゃん

説きふせられてのがおちゃんのレビュー・感想・評価

説きふせられて(2007年製作の映画)
5.0
みたことあるけど、またみちゃった。
ジェーン・オースティン原作ならなんだっていい、といえば語弊があるかな?
本も読んだけども、やっぱね、いい。

前回は、アンがそんなに素敵だとは思わなかったけど、今回は私も歳とったもんで、アンのいじらしさに泣いた。そうよ、家族のために守る世間体に押しつぶされる辛さね。

昨今はBBCに限らず、時代考証よりも、今現在の流行に重きを置いている気配がする。つうのも、あの名女優がタイタニックのローズ役をやったもんで『姉にしか見えん』だの『ドスコイ』だの散々な評価を下されちゃったあたりから、結局「あの時代の美人はああだったんだよ!」つっても、観客がきかなかったことから日和ってんじゃないないかと個人的には思う。

んで、今のコスプレ(本来の意味ね)女優の、とにかくスラっとガリっとして、長い首も美しいけど、あの時代の美人はなで肩二重アゴなのだから、このアンの頼りない感じは、すごくいい。髪型も当時のもの。
うなじに情感があって、後ろ姿で演技してるのがたまらん。

ウェントワース大佐は、かっこいい。
とにかく全員シルクハット🎩がいい。
海軍の友だちがトータス松本に似てて、良い。