クリストフォルー

ザ・ホスト 美しき侵略者のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ザ・ホスト 美しき侵略者(2013年製作の映画)
3.8
映画館で観ていたが、吹替え版があったので再鑑賞。副題がついてるのは、水商売の映画だと勘違いされない用心かしら。
原作は未読だが、すでに売れっ子女優になり始めていたシアーシャが、“宇宙の放浪者”ワンダラーに起用されたのは必然だった。それこそ、役でも制作国でも、世界レベルで放浪し続けているし、YAノベルのヒロインとしても遜色ない美しさも備えている。SF設定に恋愛映画テイストも盛られているのが、いかにもという感じだが、そこを手堅くまとめて、エンディングはアンドリュー・ニコルの面目躍如。私は好きな一本だ。

しかし、7年経ってみると、もし続編があれば、人類と侵略者の立場は変わらざるを得ない。“人類に地球を託していいのか”問題は、侵略者だけでなく、人類自らが、文明の軌道修正できるかに係っているからだ。人類に出来ないのなら、侵略者にこの星を明け渡すほうが正しいのだから。
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