「恋人たちは濡れた」と二本立てで(ロマンポルノぽく)
日活ロマンポルノの記念すべき第1作
閉塞と解放というテーマはありつつ、プログラムピクチャーのシステムを隠れ蓑にした作りではなく、娯楽としてのポルノから逸脱していない作品
今ではこのカテゴリーのステレオタイプになったプロットのいくつかはこの作品から始まっているのかもしれない
クールなデザインの日本車、タイプライター、電気ポット、和風ラブホテル、聖徳太子の万円札、テレビ製品の屋外広告、LARK、サングラス、DURBANと昭和臭が濃い中、原宿駅と駅前から千駄ヶ谷に向かう通りが今と同じような印象でハッとした
性の解放的な問題、女性の社会的地位、需要と供給のバランスもあったのだろうけど、いわゆる売買春というか援交というかの相場が今の3〜4倍といったところ?
なんだか考えさせられる……
白川和子の団地妻っぷりが見事
この時代から主役張って、是枝裕和、河瀬直美、白石和彌作品にも出演てすごい