このレビューはネタバレを含みます
GYAOにて鑑賞。
『一条さゆり ぬれた欲情』に続き、2本目にみたロマンポルノ。
にっかつロマンポルノの第1作目として知られてており、クライマックスもアメリカン・ニュー・シネマ的であった。
退屈な日常から脱却するため、不倫をしてしまいしまいにはコールガールにまでなってしまった女性が主人公。だが、あまり共感できるキャラクターがおらず、旦那にしかり、不倫相手にらしかり、ポン引きは当然だが、白石和彌の映画のような不快な人物ばかりである。
ロマンポルノは、政治的なメッセージが強い映画が多いと言われているが、当時のことをあまり知らないというせいもあるが、あまりそういったものは感じなかった。
あと、この時代の映画特有の性表現の特徴である堅苦しそうな性表現はお世辞にもあまりいいものではなかった。