紙の月のremiのネタバレレビュー・内容・結末

宮沢りえがとにかく美しくて儚さもあって尊い…
日常から落ちていく様は、もうやめてーって感じで淡々としているのにハラハラしました。
若い恋人の池松壮亮にお金を使い尽くしてしまうけど、薄っぺらい関係はお金みたいにあっさり消えてしまう。池松壮亮の犬っぽさはなんなんだろう、クズだけど養ったら懐く役がぴったり笑

横領発覚後の、お局さんとの対話シーンよかったです。お局さんがもし自分に自由があったらどうするか、多分徹夜する。っていう真面目な人柄で、梨花もそれは同じ。
ただ、窓を越えるか越えないか。一線を越えるか越えないか。の大きな違い。

ラストシーンを清々しいと思ってしまい、不思議な爽快感でした。