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紙の月のsugazoのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
4.1
銀行員の横領の話。

宮沢りえは若い男の子に本気でハマっていったのか、与えることで満たされるという歪みに取り憑かれていたのか、最後まで見ると逆にわからなくなった。

悪い奴かと思っていた池松壮亮が最初は本当に純粋で良い奴だったのは意外だった。しかし宮沢りえに与えられることで結局ダメ人間になっていった。もらったら変わっちゃうよ、という彼のセリフは、皮肉にも未来を言い当てていたと言える。

きっかけはすぐ返すつもりで使ったお客さんの一万円だからね。慣れって怖いね。
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