sugazoさんの映画レビュー・感想・評価

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

片や高台の豪邸住まいの金持ち家族、片や半地下のボロアパートで職にもありつけない貧乏家族。普通ならば生活圏とかも違って、深く交わること自体がないであろう2つの家族が、ちょっとしたことをきっかけに深く関わ>>続きを読む

WALKING MAN(2019年製作の映画)

3.6

ラッパーとしては有名なANARCHYが監督した映画。

もっとHIP-HOPがガンガン流れるカッコいい映画かと思っていたが、ラップシーン自体がそんなに多くなく、ひたすら持たざるものに待ち受ける現実の厳
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.0

バイオレンスやカーチェイス等、ド派手になりがちなシーンもあえて熱量を落としたような演出で、良い意味で映画っぽくないというか、めちゃめちゃ映画的というか(どっちやねん!)

主人公もヒロインも感情を爆発
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.4

勝手な先入観でプラダをきた着た悪魔の類似品のような作品と思い込み、キラキラした意識高い系女子が高評価付けてるんだろうと決めつけていたが、誰もがほっこりと幸せな気持ちになれるような良い映画だった。

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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.5

結構前に原作を読んで結構刺さったので、逆に映像で見てもなあ、と思い避けていた作品。

最近浜辺美波ちゃんが勢いありそうだなと思い、彼女の作品を見たことが無かったので、半分彼女の演技目的で鑑賞したんだけ
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イップ・マン 継承(2015年製作の映画)

4.2

イップマン3作目。今作はキレキレのアクションだけじゃない。

イップマンはいつも奥さんの顔色を窺っているように見えるが、武術に没頭し過ぎて、家族をないがしろにしがち。

奥さんは表面上は武術の追及に良
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

4.1

前作に続いて熱い!

前作では頑なに弟子を取ろうとしなかったイップ師父ですが、今作では冒頭から武館を開きます。そんな訳で、今作ではヤンチャな弟子が成長していく過程や、イップ師父の包容力も見所の一つかと
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

4.2

ドニー・イェンの詠春拳がとにかく格好良かった。

中盤、目の前で仲間を殺されてタガが外れた本気の戦い方になるが、これによって逆に、それまでの戦いにおいては圧倒的な技術の差で相手を破壊しないように加減し
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.6

Filmarksでカーチェイス版『ラ・ラ・ランド』という記事を見て、気になって鑑賞。

やられました!ある芸人さんのネタではないが、「ちょうど良い!」と言いたくなるところがたくさん。

まず音楽の使い
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

子供向けと思って油断して見ていたら、何度か涙腺がやられてしまった。親への思いも子供への想いも理解できる自分くらいの世代の人は、落涙不可避かと。

序盤に明かされるひいひいおじいちゃんのエピソードでは、
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.5

あまりにも評判が悪いので、逆に気になって鑑賞してみた作品。

自分は題材になっているドラゴンクエスト5に特に思い入れはないので、腹が立つようなことはなかったが、原作が好きな人は最後のオチで突き放される
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犬鳴村(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ここでの評価が良くなかったので、一抹の不安を抱きながら鑑賞。結果、それ程悪くないぞ、という印象。

確かに、同じ清水監督の呪怨、特にビデオ版と比較すると、禍々しさみたいなものは薄めだと感じるが、この辺
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.8

フェイクニュースを始めとする情報の真偽、飛躍的に進歩するドローンの技術と「今」が詰まった感じ。

最初、水のバケモノ、火のバケモノと来て、あれ?モチーフ古いし、ダサくないか?と思ったけど、あえてそうし
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空母いぶき(2019年製作の映画)

4.0

憲法9条、戦力不保持、自衛権の許容ラインといったことがテーマとして扱われ、明らかに挑発のレベルを超えて攻撃されているのに反撃できないというジレンマは、遠くない将来自衛隊が実際に直面するかもしれない話だ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

ホアキン・フェニックスの鬼気迫る演技は評判どおり圧巻で、特に笑いたい訳ではないのに(病気で)笑ってしまう演技は絶妙に気持ち悪かった。(誉め言葉)

映画全体としては、前評判が凄すぎて、情報過多かつ期待
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.7

敵であるはずのロシアの潜水艦艦長が主人公に信頼を寄せて仲間になり、その艦長が育成した部下達も味方になって…という流れが少年ジャンプ的で胸熱。

潜水艦の構造的に、外装にダメージを負えば即アウトであろう
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アラジン(2019年製作の映画)

3.8

アニメ版のストーリーは若干曖昧なところもあるけど、概ね踏襲していたかな?中世アラブの街並み、宮殿、衣装、そして魔法の映像美。音楽もノリノリで良い感じ。Blu-rayが欲しくなる一本。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

これは…久しぶりに魂が揺さぶられた。大袈裟ではなく。

菅田君、柄本君、浜辺さん等旬の俳優陣も、舘ひろし他ベテラン俳優陣も皆良いけど、田中泯さん演じる平山造船中将が本当の意味での主役でしょう。単なる悪
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天気の子(2019年製作の映画)

3.9

背景が美しいとかは今更言う必要も無いんだけど、やっぱり凄いものは凄くて、これ以上進化しようがあるのかというレベルまで来ている気がする。自分達が生きている現代の日本が舞台ですよ、というのを一発で理解させ>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.7

シリーズのファン的には賛否両論らしい。まあ確かに、3までのウッディは、愛してくれるアンディのことがただ純粋に大好きという感じだったが、4のウッディは子供を見守り励ますおもちゃとしての使命感、悪く言えば>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.4

ハリウッドだからこその迫力の映像。一方で日本のゴジラへのリスペクトが随所に感じられる。

なのに全体的にワクワクしきれなかったのは多分…速過ぎるからかな。バトルの展開も、単純に怪獣の歩行・走行スピード
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.3

元ネタになっている事件を検索したら、実際に判決出て逮捕されてるし関係者処分されてるし死人も出てるし、かなりノンフィクションに近いことが分かって驚愕。モデルになった人物、普通に顔が出てて、これがまた綾野>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.6

若手から重鎮まで、役者陣が豪華過ぎる。言うまでもなく演技は素晴らしいけど、うわ~、こんな人も出てるのか!的な驚きで逆に気が散る部分もあった気が。

記者クラブVS県警広報というシーンが前編後編通して何
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.1

10連休の暇潰しに3部作をレンタル。まとめてレビュー。

競技カルタ、百人一首って地味な印象しかなかったけど、バトルシーンの迫力がなかなか。正に静と動って感じ。和歌そのものも、全く興味なかったけど、結
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

ひねくれているので、今年のアカデミー賞受賞作品はどんなものかと思って見た。映画好きにだけ響く、こじゃれた感じなら低評価にしてやろうと。結果、普通に面白かった。

黒人差別をテーマにしているけど重くなり
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

純粋に怖いかどうかだけで評価すると「そんなに」というレベル。日本人は幽霊を怖がるけど悪魔はピンと来ない、欧米人はその逆、という話を聞いたことあるけど、やはりそうなんだと思う。

しかし色々重たいものを
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

話題になっていた時期に忙しくて映画に行けず。絶賛の嵐に、期待値が高くなり過ぎていた感は否めない。

ゾンビというより映画制作がメインディッシュ。後半、もう一発どんでん返しを期待してしまった。「ゾンビ映
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猫は抱くもの(2017年製作の映画)

3.2

舞台を混ぜた演出とかアニメの挿入が酷評されてる気もしますが、個人的にはそんなに嫌いではないです。

ストーリーはあまり大きな事件が起きる訳でもないけど、基本まったりとした雰囲気。終盤、少し駆け足になる
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.4

訳あって精神病院に投獄?されている元軍人(主人公含む)と科学者のヒロインで結成するチームものの要素が結構強い。

力を合わせてピンチを切り抜け「やったぜ!」的な熱さが爽快で、また父子のストーリーにはジ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

3.0

良い意味でいつものキムタク感を消したキムタクを始め、俳優陣の演技は最初から最後まで素晴らしかった。

ただ、後半のストーリーがね。キムタクの暴走には明確な理由があるが、二宮君が暴走する動機がよく分から
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ヴェノム(2018年製作の映画)

3.8

マンガですが、寄生獣とかうしおととらが好きなんです。人外のものとのバディもの。

そんな訳で、好きなジャンルではあるけど、人間的な感情を獲得していく課程は丁寧に描いて欲しかったかな。何をきっかけに良い
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ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.4

皆幸せになったし、良い終わり方だったと思う。これ以上続けてもテンションは維持できなかったはずだし、3部作でちょうど良い。

おデブちゃんがジェイソンボーン並みに強くて笑えた。

九月の恋と出会うまで(2019年製作の映画)

3.3

予備知識無くノリで見たけど、タイムリープものだった。過去に戻って歴史を変えた時に生じる矛盾については、世界がこれを許さずに対象を消してしまう、みたいな設定が前提だけど、この設定自体にあんまり説得力が無>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

熱量が凄い。ミュージカルは苦手と自己認識してたけど、これはハマった。同じキャスト・ストーリーで歌抜きで撮ったら、極ありふれた映画になっていたかも。歌のパワー、音楽のパワーに圧倒されました。

ダイバー
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MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.5

太古の時代の巨大サメ、メガロドンが人類未踏の深海で生きていて…というお話。

デカさからくる絵力は申し分なく、大迫力のエンターテイメントに仕上がっている。

しかしその分、音もなく忍び寄るサメ映画特有
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来る(2018年製作の映画)

3.7

リング、呪怨と、日本のホラーは悪霊系、つまり怨念を抱いて死んだ人間というのが一般的。妖怪と呼んで良いのか分からないけど、人外のバケモノでちゃんと怖いのはかなりレアなのでは。

実は原作を読んでおり、人
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